3つの構造で苦しむパニック障害

こんにちは!
心理セラピストの下田屋寛子です

新しい週が始まってはや4日!
お正月気分も抜けて通常モードになってきている頃かと思いますがいかがお過ごしですか?

さて、今日はパニック障害の苦しみの構造と対応方法について書いてみたいと思います

苦しみ①

発作への怖れ、発作が起きた状況への怖れ

ある時突然ある場所や状況で経験するパニック発作
歩いていて突然発作にみわまれたとか、
寝ていたのにふと目が覚めたと同時に動悸が打ち始めた、
こういったタイプの発作を経験された方もいらっしゃるかもしれません

なぜ、発作によって、その後、
その対象、場所、状況が恐怖を感じる対象になってしまうのか?
というのを心のしくみからみていきましょう

私たちは、自分にとって、怖い体験をしたとしたら、同じめに遭わないように自分を守るという防衛反応をもっています
犬にかまれて怖い思いをしたとしたら、その犬がいるおうちは避けて通るなどです
あるいはそれ以降犬がいるペットショップや犬には近づかないなど・・・

自分を守るための戦略ではあるのですが、
一方で、
それぐらいにその体験での意味づけを、心、身体で刷り込んだ、ということも言えますね

つまり、
私たちは起きたことにももちろん影響を受けますが、
それよりはむしろ、その出来事、体験をどう「とらえたか」によって、
反応の度合いに違いが生じるということです

たとえば、

発作という経験が、
自分を圧倒するように感じた
自分を支配されるような感じになった
一人でこらえるしかなかった(そのような一人で対処しなければいけないもの)という風に感じた
気が狂いそうな感覚をどう対処すればいいのかわからなかった、すごく混乱のさ中に落とされる感じだった

など

そして、
このような感じを経験する中で
例えば、
力を奪われている自分とか
小さな存在になっている自分とか
発作の前では、振り回されてしまう力ない自分とか
といった
セルフイメージ、
またこのイメージを信じることで感じる感情、感覚もあるわけですが、
これらを一気に体に閉じ込めます(フリーズ反応ともいいます)

 

そして、
例えば、飛行機の中で発作が起きた人がいた場合、

心の中では、
「飛行機の空間」に

・発作を起こさせるところ
・自分から力を奪うところ

などという意味づけをするのです(投影といいます)

そしてそれ以降、
飛行機に乗ることを考えると、

発作を起こさせるところ
自分から力を奪うところ

という意味づけで飛行機の空間を解釈するので、

結果として、
「大丈夫だろうか?といった」不安感や恐怖感を感じる、ということがおきます
(予期不安、広場恐怖につながっていく流れ)

苦しみ①の解消法

さて、そういう意味で、
この予期不安や広場恐怖への流れに行かないようにするには、
発作の経験の中で

・その発作をどうとらえたのか
・またその発作の経験によって、
心の中で自分がどのような自分になってしまったと感じたのか

を探っていくといいですね

 

実際のセッションでは、
発作の経験の中での感情や感覚を解消できるセラピーを用いていきます
(EFTやマトリックスリインプリンティングは臨床のエビデンスも多くでていますし、
発作の経験の再体験をさせないという点でも、クライアントさんに負担がなく、
かつ高い効果を上げている療法だなと思っております)

セラピーを使うことで
飛行機の空間への投影を生み出している感情や感覚を解消ができ、
投影が自然と変わります

投影が変わるのですから、
自ずと、
反応や怖さがなくなるという変化が起こります

苦しみ②

怖がること、恐怖の反応(ドキドキする、挙動不審になるなど)をどう見ている?

例えばですが、どんなに怖がっていても、周りが温かい目で見守ってくれるとしたらどうでしょうか?
怖いよ、怖いよとどんなに訴えたとしても
どんなにウロウロと挙動不審になろうとも
だれも批判的な目を向けなく、温かく見守ってくれたら・・・

思いっきり怖さを感じていることを表現できる感じがしませんか?
「あ~それだったらかなりラク~」
と思われた方も多いのではないかと思います(*^^*)

ということは、それぐらいに
怖さを感じたり、恐怖の反応を表すことへの意味づけ(それもよくない意味づけ)があるということです

 

例えば、
自分の弱さを証明することになるとか
変な目で見られて人が離れていってしまうとか

 

このような思いが心の中で走れば、
怖さを感じたり、恐怖の反応を起こすことは
だめ!
みせてはいけない!
ということになってしまいますね

だから、
そのような状況にならないように、

苦手な場所、状況には行くのを避けるようになったり、

誘われたりしても、「体調不良」という理由で断ることをしたり

ということをすることになったりするでしょう

 

また、怖がる自分を抑圧していますので(怖がることは「よくないこと」としているので)、

誰かが「私は飛行機全然平気なの」などと言っているのを聞くと、
自分のことを理解されない感じがして傷ついたり、
その発言に対して腹が立つということもあるかもしれません

あるいは、「大丈夫?」と聞かれたときに、
相手は気遣いから言った言葉かもしれないのですが、
「馬鹿にされた!」と感じてしまったりもするかもしれません

このように感じてしまうと、
人生の自由度が狭まったり、
人間関係も難しいものになっていってしまいますね。。。

 

でも、いずれにしてもこれらが起きるのは、
「怖がる」ことをよしとしていない、OKとしていない
ということから起こっている、とうことです

苦しみ②の解消方法

では、どうしていけばいいのでしょうか?

それは、
どうして怖がることがいけないことになっているのか?
怖がると、どんなことが起きると思っているのか?
どんな自分になることを怖れているのか?

これらを自分の心の中に探って、
よしとできない理由を理解をしていってあげることです

なぜなら、ここに本当の思いや、
気づいて、受容、理解を待っている自分や声があるからです

たとえばこんな風です

弱い自分だって認めることになる・・・
どうして弱いとだめなの?

変な目で見られて人が離れてしまう・・・
それによって何がまずいの?

そうすると、
過去の経験やトラウマ、刷り込み、価値観などに起因していたということがわかってくるかもしれません

ある人は弱い自分でいることは親を裏切ることになると深いところで信じていた、ということもありました

また、
「自分から人が離れていく」というのは、
過去のいじめの経験で受けた感覚と同じだから、絶対に経験したくないこと、となっていたという場合もあるかもしれません

・・・・・・・・・・

ここまで、①の苦しみ、②の苦しみについて解説してきましたが、

①の発作での経験での怖さがあるにもかかわらず、
一方で②の怖さを感じたり、怖さによる反応を起こすのはだめだ、
ということになってしまっているので、

この「怖い」という感情は行き場がなく、
とどまり続けるので、
苦しさが倍増してしまう(予期不安も消えない、かつ、不安を感じることもダメということになっている)ということです

 

そういう意味でも、
①、②とどちらも心の中に探っていくことが大切だということが理解できるかと思います

苦しみ③

発作を引き起こすぐらいのどんなストレスがあったのか?

ここでいう「ストレス」というのは、未解消の感情や感覚、思いのことです

私たちの潜在意識には様々な感情や感覚、思いがあり、
それらを通して人、物事、状況、社会、世界を見るという心のしくみがあるのですが(投影)、

特に気づいていない(解消されていない)ネガティブな感情や感覚、思いがあると、(それを投影しますので)

あたかも、
周りがうまくやっているように見える、
人が楽しそうにしているように見える、

一方で私はうまく立ち回れていない
私はだめだめだ
周りから好かれていない、受け入れられていない

そういった世界観を持つことになります

ですが、なおもこれらを抑圧するので、さらに不幸感、劣等感、不足感、欠乏感はたまるばかりです

しかしながら、
ご存知のとおり、心と身体はつながっていますから、
これらをずっと感じていれば、
当然、身体(脳、消化器系、免疫系、神経伝達物質などなど)にも影響を及ぼします
そして、パニック障害の場合は、「発作」という反応になって現れる・・・

苦しみ③の解消方法

③の苦しみ、ストレスを見ていくには、
特に初めて経験した発作の時期に
どんなことが人生で起きていたのか、
何かストレスがかかることがなかったか、
緊張や不安を感じることがなかった、
ショックなことがなかったか

をみていきます

仕事の部署替えがあって、緊張状態が続いていたとか
リストラにあった
家族に介護、病人がでて忙しかった
恋愛関係、夫婦関係がうまくいっていなかった
大切な人、存在が亡くなった
などなど

 

ここでも探っていくのは、
このような状況、経験の中で何を感じ、どうとらえたのか(ビリーフ)
心の中の風景の中で自分がどのような存在になっていたのか(セルフイメージ)

そして感情や感覚を解消していくということをしていきます
(ここでもセラピーを用いると、より潜在意識の中にある感情や思いを引き出すことができます)

 

また、
初めての発作の経験が昔のことなので、
その頃に何が起きていたのか思い出せない、
という方もいらっしゃるかもしれません

発作を引き起こすビリーフやセルフイメージは発作の時だけに作用しているわけではありません
人生のあらゆる場面で顔をだし、作用し、影響をしているはずです

つまり、今現在、問題になったり、悩みとなっているものが、
発作に作用したビリーフやセルフイメージとも大いに関係していることがありえるのです

そういう意味で、今生きづらさを引き起こしているテーマを見ていく中で、
発作の原因となったビリーフ、セルフイメージも解消されていくということもあるということです

ということで、初めての発作の時期に何が起きていたのか思い出せないとしても、大丈夫(*^^*)

まとめ

さて、今日は、

パニック障害は3つの苦しみの構造があるよというお話をしてきましたが、

共通しているのは、

どうとらえたのか、どう解釈したのか、
その時心象の中で、自分はどんな風になっているのか?
また、それはなぜなのか?

を自分の心の中に見ていってあげることです

私たちが苦しくなるのは、
心の中に
閉じ込めてしまった本当の思いや感情、
気づかれることなく置き去りにされた自分がいる
ときです

ならば、
その存在、声に気づきにいってあげませんか?

 

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