【怖いと感じる】ことと【危険と感じる】ことは違う~パニック発作中の対応~

こんにちは!

ロンドンは花屋さんに並ぶ花たちも春の到来を告げる花々に彩が変わってきています。

 

さて、前回の記事で、発作がきたら、闘わずに、行き過ぎるのを待つ、というのを書きました。

気をそらそうとか、なんとかしようとかはせずに。

今日もその続き。

 

パニック発作中、その場、状況が「危険だ」、「自分に脅威をもたらす」と感じることによって、

発作をさらに強めてしまいます。

発作が長引くとか、恐怖感を増幅させるという意味で。

 

これは、たびたび書いてきていますが

「怖いと感じている」は、【感情】を感じている

一方、

「ここは危険だ」は、【思考】であり、自分の【解釈】と言い換えてもよいでしょう。

 

そして、この思考は、次から次へ思考が思考を生み出します。

例えば、普段、よくある思考のサイクルとして、次のようなものをあげますね。

Aさんに無視された(←たまたまAさんが気づかなかっただけかもしれない。100%真実ではない!のに。ですけど、「無視された」と解釈し、次のように思考は展開していきます)

きっと私は嫌われているんだ

だから、あのメールにもすぐに返信してくれなかったんだ

連絡するのがなんだか躊躇してしまうなー

などなど。

という風に、【思考】の吟味をしないで信じ始めると、特に恐怖感や不安感を伴う思考であれば、思考の渦に完全に取り巻かれていきます。そもそも「危険だ」と解釈しなければ、「怖い」という感情も生まれてこないでしょう。(もちろん、脳からは、ここは危険だよ!という間違った信号が体に送られているので、体が反応するんですけど、この信号自体も間違っているので、間違った信号-間違った解釈の流れを断つには、やはり、その時に感じている感情がキーになってくるわけです)

話を戻して、思考に取り巻かれると、当然、感情に集中する、感じることも難しくなる。

そして、発作が長引くとか、恐怖感を増幅する、ということにつがなる。ここで悪循環が始まるんですね。

なので、発作中は、気持ち悪いですが、「自分は、今、怖いと感じている」と、感じるんです。

発作から自由になっていくのは、まずは、感じることからです。

この時は、発作と「闘ってはいない」ですし、また、発作に「取り巻かれている」のとも大きく違うからです。

 

そしてこの「感情を感じる」の次は、体に起こっていることを観察する、体がどんな風に反応しているのかを観察することです。続きはまた書きますね♪

 

✿「怖いと感じている」ことに気付きながら、ゆっくりな呼吸を忘れずに。(6で吸って、6で吐くなど)

✿「今怖いと感じているなー」と思いながら、感情解放のテクニックEFTで、鎖骨の下のタッピングポイント(右でも左でもよい)、手首の内側(脈をとる箇所。右でも左でもよい)を、トントンと刺激するのもよいですよ。

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