解釈、判断にはっと気づく

以前、こちらの記事でも書きましたが、クライアントさんと向き合うには、自分の中の、「フィルターを一切はさまない」ようにすることで、クライアントさんの「全く気づいていないもの」探しが100%クライアントさん主導になるのよ、っていう話を書きました。

もちろん、クライアントさんにも貢献するんですけど、私自身の制限とか、ネガティブな感情、思いを生み出す大元の思い込みなどに気づけるので、私自身がラクになっていくのにも大いに役にたっています。

私が卒業したホリスティック・ヒーリング・カレッジの通称「ロンドンカウンセリングコース」の卒業生を対象にして、先輩カウンセラー、セラピストである小貫淳子さんが、定期的に勉強会(その名も「オンライン抑圧投影道場」!)を開いてくださっているのですが、私も参加しています。

そして、今回から、自分の「投影日記をつけていく」というのが始まりました。(以下は、道場で小貫さんから教わった内容を一部引用してご紹介しますね。)

私たちは、見たり、聞いたり、味わったり、感じたりして、自分の世界を捉えていますけど、その際に私なりのフィルターを介して、見たり、聞いたり、味わったり、感じたりしているわけですよね。

んで、この投影日記では、まずは、「事実だけどを取り出す」っていうのがあります。

これ、なかなか難しいですよー^^

つまり、自分が扱いたいテーマを決めて、フィルターなしで、事実だけを描写していくんですけど、「フィルター」って、つまりは、自分の判断だったり、自分の中の価値観だったり、深く信じていることだったりするわけで、それらをなるべく取り払って描写していくんです。

●受け身の言い方は避ける(バカにされた、など。なぜなら、それは自分の解釈だから)

●形容詞も避ける(遅い、速い、美しい、汚い、などなど。これらも自分の主観だから)

●当然事実だけを描写するので、自分の感想(思い)、感情などは入れない(すごいと思った、幸せだと感じたなど)

これ、事実を取り出すんですけど、目的は、事実描写の際に、ふっと自分の解釈が入りこんだ時にちゃんと気づくこと、が目的です~。
気づけ~、私! 気づくのよ~、みんなぁ~!

「投影日記」のワークは、この事実を取り出す、以降、自分の思いに気づく(抑圧している思いを探る)ワークへと続いていくのですが、この「事実を取り出す」という作業だけでも、いかに自分が自分の解釈の枠の中で判断し、世界を見ているのか(超主観的な経験です、これ☆ 笑)、に気づけたり、意識できたりするので、楽しいし、面白いですよ!

私のある日のテーマは、ご近所宛に届いた荷物を、不在のために預かったことにまつわることをテーマにしたのですが、自分の中で決めている時間の「早い」、「遅い」、自分にとっての「責任」の解釈(=最後までやりきること、さもないと、信用を失う「ありゃ、頼りにならんならん」って。)などがでてきて、思わずにやにやと笑ってしまいました。

なので、普段、異様に途中で放り投げることに抵抗を感じたり(だって、信用を失うことを意味するんでね)、反対に途中でやめる人や状況に怒りを覚えたりするわけだよねー。

時間の「早い」、「遅い」、また、「責任」の解釈も、100人100様なはずなんですけど、私たちって、自分の解釈は他の人も同じ解釈をする、って思ってしまうので、そこで妄想合戦が始まり、逡巡したり、推測したり、そこには感情が湧いたりするから、もう苦しくなっちゃうわけですよね。

苦しい合戦を止められるのは、自分しかいません!

まずは、「事実取り出し」から始めて、自分の解釈とか思い込みに突っ込みがいられるようになると、合戦の火種すらくすぶらなくなっていきます。

これが楽ちんな生き方の第一歩だと思うよ♪

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