こんにちは!
パニックアタックを経験した後に多くの方が悩むのが予期不安なのではないでしょうか?
今日はパニックアタック後にでてくる予期不安への流れを断つための方法について書いてみたいと思います。
予期不安とは、
・また発作が起きたらどうしよう
・発作によって、また息苦しくなったらどうしよう
・不安が襲ってきてもその場から逃げられないんじゃないか
・一人で取り乱して恥ずかしい思いをするんじゃないか
などなど、起きていないことに対して強い不安を感じることです。
予期不安が強くなると、特定の場所や状況が苦手になり、回避するようになるので、生活もかなり制限されることになり、この制限自体がさらにストレスにもなっていきます。
パニックアタックのあとの予期不安を断つには?
パニックアタックのあとに、起こるこの予期不安、実は、脳のある部位が深く関係しています。
それは、偏桃体と海馬。
偏桃体は、「ここは安全か危険か」をいつも見張る役目をしている、いわば、「安全監視カメラ」です。
「ここは危険だ!」と判断すると、心拍数が上がり、呼吸も浅くなって、筋肉も硬直します。逆に、安全と判断すると、心拍数を下げ、深い呼吸になり、リラックスした状態にさせます。
さて、この偏桃体
安全か危険かを判断するのに基準にしているのが、「過去の経験」です。
過去の経験と関わりがあるのが、海馬です。
海馬は、いつ、どこで、何を体験した、と日付スタンプを押していく役目です。
例えば、
「混んでいる電車の中で」
「息苦しくなって」
「すごく怖くなった」
ということを記憶していくんですね。
そして、これらと同じような状況や、似たような状態に遭遇すると、
偏桃体は、「大変!この状況は危険!!」と全身に信号を送ります。
偏桃体は、危険から私たちを守ってくれているんですが、「もう危険じゃない」と判断するまでは、危険が去っているにも関わらず、過剰な監視が続き、体は緊張したままで、不安を感じる度合いが強まり、不安を感じる対象が広がったりしていきます。
まさに、予期不安が大きくなっていく状態です。
つまり、予期不安の原因は、偏桃体の過剰な反応とも言えますね。
逆に言えば、
偏桃体の過剰な監視を和らげれば、予期不安は断てるということです。
偏桃体の過剰な監視を和らげるには?
そもそも、偏桃体は、何と照合して、安全か危険かを判断しているのかというと、
それは、海馬によってスタンプされた記憶です。
つまり、海馬によって記憶された、
- 「混んでいる暑い車内」(イメージ)
- 「出られないかも」(思い)
- 「息苦しさ」(体の感覚)
- 「怖い」(感情)
という要素を参考に判断しています。
例えば、「狭い、暑い、混んでいる・・・・→あの危険な時と同じだ!」と照合されると
「これは危険だ!」と信号を発信し、体を防衛モードに切り替えます。
過剰な監視や、警戒スイッチが入ったままになるのは、過去の経験との照合、つまり、「海馬の記憶」によるものなんです。
なので、この海馬の記憶(イメージ、感情、体の感覚、思い)を和らげると、
偏桃体は、「狭い、暑い、混んでいる」→【危険じゃない】と、判断を変えていきます。
「イメージ、感情、感覚、思いを和らげること」は、「偏桃体の過剰反応を和らげる」ことにつながるということですね。
つまり、予期不安への流れを断つには、「イメージ、感情、感覚、思いを和らげることが鍵!」なんです。
どうやってイメージ、感情、感覚、思いを変えたらいいの?
ではどうやって、イメージや感情、感覚、思いを変えたらいいのでしょうか?
イメージを変える方法として、NLPや、体の感覚を和らげ、リラックスさせる方法として、呼吸法やヨガなどのエクササイズ方法などもありますね。
どれも素晴らしい方法です。
ただ、私がいろいろ試した中で、一番効果的だなと思う方法はEFTというセラピーです。なぜ効果的と思うかというと、EFTは全ての要素(イメージ、感情、感覚、思い)に働きかけることができるからなんです。
EFTによって、イメージや感情、感覚、思いにアプローチして、深いレベルで変化していくので、同じような状況に遭遇しても、もはや、偏桃体は、危険とは判断しなくなり、過剰な監視体制も解除されます。
例えば、EFTを体験された方は、
”タッピングを2~3周しただけなのに、不安感がすーと軽くなった。不安になっていた状況を考えても違う風に見える。”
”車の運転でパニックアタックになったので、避けてきたが、EFTをやると落ち着くので、近場から再開している。そのうち高速も試せるような気がしている。”
などとおっしゃいます。
予期不安と関係のある、偏桃体と海馬。
EFTなどを使って、海馬がスタンプした、イメージ、感情、感覚、思いを和らげ、偏桃体の監視アラート発信を解除して、予期不安で苦しむ生活から、よりリラックスした、安心感に満ちた生活を再び手に入れていただきたいと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます(*^^*)
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