今日は、9月から定期的に受けてくださっているクライアントさん。本日、4回目。
ここまでのところ、潜在意識にある思いを探る問いかけや、フォーカシングなどの体の感覚から潜在意識の声を探るワークが、もう一息のところで、するりするりと滑る。ご本人全然気づいていらっしゃらないけど、ぴゅ~と冷静かつ嘲笑する自分がでてきて、さら~り&ニヒルに笑って、その奥へとたどり着かない感じ。
クライアントさん自身のブロック(自分と向き合うのが怖い)、セラピストである私との関係性の深度、そういったものがどんな風に変化していくのかなぁと思っていたクライアントさんです。
セッション前日にメールが入って、
もう表面的な話だけでは終わりたくない
自分の中でホントに起こっていることを一緒にみてもらいたい
と。
うん、うん、そうか、そうか。
セッション始まってすぐに、これまでのセッション、プロセスについて、どう感じているかから始めた。
敢えて、私に怒りなり、なかなか進まないように思えることに対するイライラした感じなどを投影してもらう目的。
(セラピストとしては、クライアントさんの投影とわかっているので、辛辣な言葉がでてきたとしても、パーソナルには取らないのだ。生の声が出ればでるだけ、クライアントさん-私、の関係性も深まっているということ。結構チャレンジングだけどね^^)
変化したい、進みたい、こうなりたいと思っているという思いを、出してくる、
と、同時に、瞬間的に、
それを阻む、あのさらーりとかすっていく「さらーり」さんの感覚、本当の声、怖れ(何を怖がってサラリになるの?)を捉える
もちろんセッションでは、「さらーり」さんの本当の声や怖れを探ることを今までもやってきていたのだけど、なんてったって「さらーり」さんのブロックが厚かった。
でも、前日のメールにあったように、また、変りたい、本当はこうしたいという思いが強まれば強まる程、反対に「さらーり」さんのホントの声(怖れ)も高まる→そしてその怖れの理由もより聞きやすくなるわけで、、、、。
今日のクライアントさんは、この高まった声にちゃんと向き合われました。
これまでのセッションでは、一切出てこなかった、ご自分にとっての人生の中での大きな出来事、そしてそれにまつわる思いや感情をたくさんだされました。
これまで「さらーり」さんがずっと隠してしまっていた、深いところにある思いや、いつも頭の中に流れている声をちゃんと表出されました。
今回は特に「信じる」「裏切り」などがテーマとしてあって、それは、クライアント対セラピストとの関係性にも、もろ、投射されていたケースで、この関係性を使って「さらーり」さんの声を引き出したり、その声をもとに普段どんな行動になっているのか、を見せてあげるのに活用ができたかな、と。
また、クライアントさんが自身の声にしっかり向き合あおうと思った、
セラピストともがっつりな関係性を作って大丈夫だなと思ったセッションになったのではないかな、と。
今日はこんな感じだったけど、深いところにある声を聞くとね(クライアントさんとセラピストで)、癒しの地図の全体像がなんとなく描けて、さらに、次はこの部分の掘り下げ、癒しだね、などと、クライアントさんとこれからの道筋を共有もできるんだよね。
ん~ぞくぞくするぐらいに好きだ、このおしごと♡
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