インテグレイテッド心理学
インテグレイテッド心理学は、人の心(自我)がどのように作用しているのかを、理論でも学説でも、概念でもなく、真実の観点(悟りの教え、非二元)から解説している心理学です。
~以下、オープン・アウェアネス・ダイアローグ(OAD)リーフレットの「インテグレイテッド心理学について」から(「オープン・アウェアネス・ダイアローグ(OAD)」はこちら)~
「インテグレイテッド」とは融合、または統合という意味です。インテグ レイテッド心理学とは、「心のしくみ」と「非二元(悟り)の教え」を統 合させた心理学です。
非二元とは、もとを辿ればインドのウパニシャッドに遡る、いわゆる「真 実」の教えです。しかし、教えといっても誰かの考えや理論では決して なく、もののあり方や人の心などをあたかも自然科学のような鋭い観察 力で捉え、その機能やしくみを様々な角度から語っているものです。 そこには、「分離した自己」というものは、そもそも存在せず、「私」と「あ なた」、「私」と「世界」という分離した世界観も幻想であると伝えています。
それでは、この分離の勘違いによって、外界という世界を生み出し、そしてそれを私たちの心はどのように捉えているのでしょうか?
また、分離した自分という思いや感覚からどのような恐れが生み出され、 それがどのように私たちの人生や日常に機能しているのでしょうか?
インテグレイテッド心理学とは、このような問いを詳しく、そして深く 検証し、実践に役立つものとしてまとめたものです。
従って、心理学といっ ても決して学問ではなく、徹底的に「実践、現場主義」を貫いています。
この意味においては、人の心のありようをありのままに観察したもの であり、人の体をありのままに観察する解剖生理学ならぬ、解剖心理 学とも言えるでしょう。
またこのため、インテグレイテッド心理学をベースにしたカウンセリング やセラピーは、セラピストの考えや解釈が一切入らないことが特徴です。
*この心理学は、心理セラピストの溝口あゆかさんが、提唱されている心理学です。