パニック、不安、恐怖心などの解消に効果的なセラピーについて
(EFT、マトリックス・リインプリンティングなど)
セッションの中では、不安や恐怖心などのネガティブな感情や思いを生み出す潜在意識ある思いをカウンセリングで探り、セラピーのテクニックで解放をしていきます。
セッションで使うセラピーのテクニックは、潜在意識の入り口である体の感覚を扱っていくことから、深いレベルでの変容が期待できます。
EFT(感情解放のテクニック)
(Emotional Freedom Technique)
EFTは、東洋の気の思想と、西洋の心理セラピーを統合したテクニックで、「エネルギー心理学」に分類され、「針を使わないで、感情を癒す鍼治療」とも言われています。
イギリスでは、政府により「最も先進的な経絡のセラピー」として認められており、国営の病院では鬱や不安症の治療にも用いられています。
また、元兵士のPTSD(外傷後ストレス障害)の解消や、災害被災者や戦争の犠牲者のトラウマケアにも使われ高い効果を出しているほか、慢性の身体症状(頭痛や不眠、腰痛、慢性疲労症候群など)にも効果があります。
✿EFTの特徴は?
・簡単に覚えることができるので、日常の心のセルフケアとしても使える
・効果も速く、恒久的
・副作用もないので、安心安全に使える
- 不安や恐怖、怒り、悲しみ、嫉妬、イライラなどいった様々なネガティブな感情の解消
- パニックアタックの解消
- 軽度から高度なストレスの解消
- 強迫観念、依存症(タバコ、酒、買い物など)、摂食障害などの改善、解消
- 性的虐待、暴力などのトラウマの解消
- 震災、災害、事故などのトラウマの解消
マトリックス・リインプリンティング
~ネガティブな記憶から自由になり、新たな未来を創造する ~
(Matrix Reimprinting)
マトリックス・リインプリンティングは、世界で29名しかしないEFTマスターのカール・ドーソン氏によって、EFTを応用して、生み出されたテクニックです。また、このテクニックは、「私たちは全て統一されたエネルギーフィールド(=マトリックス)によってつながっている」という最先端の物理学の教え(*)がベースにもなっています。
*:量子物理学の考え方では、固体であると見えているものも、粒子が高速で振動することによって、固体のように見えているだけであって、実は全てエネルギーで構成されていることを教えてくれています。
マトリックス・リインプリンティングでは、「マトリックス」という統一されたエネルギーフィールドに対して、個人のフィールドを「ローカルフィールド(個人の意識全体)」といいます。
このローカルフィールドには、過去の不快な経験や、トラウマを経験した際の記憶(映像、イメージ、音、においなど、)とともに、経験した感情や思い も一緒に残っていると考えられています(マトリックス・リインプリンティングでは、エコーといいます)。特に、ローカルフィールドの中の潜在意識に残った 記憶(思いや感情)は、解放されない限り、現在の私たちの行動パターン、身体に現れる症状、私たちのものの見方、解釈の仕方に影響を与え続けます。
また、マトリックス上では時間が存在しません。従って、過去の出来事であっても、現在進行形で起こっているため、過去の傷は、マトリックス上に生き 続けます(マトリックス・リインプリ ンティングでは、記憶は、脳ではなく、マトリックスに情報として保持されていると考えます。)。過去の記憶を思い出すと、光景が鮮明に蘇る、感情や感覚が ありありと感じられるなどは、その例です。
マトリックス・リインプリンティングというセラピーを使うことで、現在の問題と紐づいている過去の出来事や記憶を癒せ、新しいポジティブな記憶に書 き換えることができます。ポジティブな感覚も同時に刷り込むため、苦しい過去を思い出そうとすると、新しく刷り込まれたイメージが浮かび、ネガティブな感 情ではなく、ポジティブな感情がわくということが起こります。
さらに、マトリックス上に留まっていた傷(信念、思い)を新しいものに書き換えることもできることから、古い思い込みに従った人生ではなく、新たな人生を創造することができるセラピーでもあります。
✿マトリックスリインプリンティングの特徴は?✿
- 感情や思いを解放できるだけでなく、新たなポジティブな感情や感覚、イメージを刷り込むことができる
- EFTは、自分自身にタッピングをするが、マトリックスリインプリンティングでは、エコーに対してタッピングをすることから、ローカルフィールド=自身の潜在意識に働きかけることとなり、深い癒しが起こる
- エコーにタッピングしたり、対話をしたりすることから、トラウマ的体験を、再体験することなく、解放ができる
- エコー(=自身の潜在意識)にタッピングをしたり、対話をしたりすることから、普段気付いていない信念に気づいたり、新たな信念に書き換えることができる
- 潜在意識に直接働きかけるテクニックなので、感情解放の効果が迅速で、かつその効果は恒久的である
フォーカシング
(Focusing)
臨床心理学者ユージン・ジェンドリンによって開発された心理療法としてのテクニック。
ジェンドリンは、成功しているセッションとそうでないセッションの比較を行った際に、クライアントが、体の感覚や体の中で感じているものに目を向け、寄り添ったり、会話をしたりしている場合、セッションが成功していることに気づきます。
そして、ジェンドリンは、このプロセスを起こしやすくしているものを「フォーカシング」と呼び、心理療法として確立させました。
フォーカシングでは、体の中から出てくる様々な感覚や思いを否定したり、分析し たり せず、ただ受け容れていきます。
体の感覚を感じるメリットとして
・潜在意識のメッセージを聞くことができる
・感覚と関連している過去の記憶にアクセスしやすくなる
・身体の不快感、不快な症状を緩和できる
・思考ではなく、自分のハートの声が分かることで、自分が本当に求めていることがわかる
セッションの中では、感情を解放するEFTのプロセスの中でも、フォーカシングの手法を組み合わせて用いています。
イメージ・タッピング・セラピー
(Image Tapping Therapy)
解決したいテーマについて感じているネガティブな感情や感覚を紙の上に描いて、EFTを使って解放していくセラピーです。
絵の上手い、下手は関係なく、好きなように表現するだけでOKなので、大人から子供にまで使える簡単なテクニックです。
心の状態や、体の感覚の解放の度合いが絵を通してわかるので、「目に見えるセラピー」とも言えるでしょう。
✿絵を使う理由は?✿
- クライアントさんが、表したいものをダイレクトに紙に表現できること(言葉で表現しようとしても表現しきれない部分も表わすことができる)
- クライアントさんがテーマや原因となっている出来事を話したくない(原因がわかっているけれども、もしくは恥ずかしいので、など)場合も使える
- 普段、私たちは、言葉を通じて論理的に感情や思いを表現しようとしますが、絵を描くことによって、潜在意識がより表に出やすくなる
- 自分が感じる感情や感覚を客観的にみることができる
絵 を描く行為自体が、無意識にあるものを外へと表出することを手助けしてくれるので、癒しの効果も高いセラピーです。また身体の痛み(頭痛、ひざの痛みなど)、恐怖症にも対応できます。
マトリックス・リバーシング
(Matrix Rebirthing)
出産時のトラウマを癒して、安心感、信頼感、自己肯定感を高めるセラピーテクニックです。
私たちがどのようにこの世に生まれでてきたかは、私たちのその後の人生やどのような思いこみを持つか、どんな風に世界を見るかに影響を与えます。
なぜなら、子宮にいる赤ちゃんや、出産中、出産後の赤ちゃんは、両親の感情や身体的な健康状態を感じ取り、赤ちゃんの潜在意識に取り込まれ、その後の行動パターンなどに影響を及ぼすからです。
このリバーシングのセラピーでは、もう一度「生まれなおす」ことにより、自分と母親とのつながりを しっかりと再確認します。
また、現在のあなたの家族との関係を改善するだけでなく、自分自身への思いや世界の見方に変化をもたらします。
・バーストラウマがある(ご自分、 またご自分のお子さんを出産した際)、
・自己肯定感が低い、
・不安感、孤独感がある、
・世界(社会)は怖いところだという思いがある、
・これから出産するという方 (安定期に入っていらっしゃる方)
におすすめです。