無意識にあるものを表わす -イメージタッピングセラピー-

こんにちは!
夏至も過ぎましたね。芝生を刈りこんだり、伸びた木々の枝を剪定する機械の音が朝から聞こえてきます。
今回は「イメージタッピングセラピー」について書いてみたいと思います。

イメージタッピングセラピーは、感情解放セラピーであるEFTとアートセラピーを組み合わせたセラピーです。
自分が解決したいと思っている問題や体の痛みなどを感じて、絵で表わし、絵として表現されたものに対して、EFTのタッピングをしていく、というテクニックです。

実は私は絵を描くのが大の苦手。小学校2年の時の写生大会が雨のために教室でお話を聞いて絵を描く、というのに切り替わり、牛とかカエルとかがでてくるお話だったのですが、空の色を塗ろうと青を画用紙の上においたら、これが群青色のような濃い青で、でももう濃い色は薄められないので、えいやとその色を全体に塗ったのです。

そして先生に見せたら、「誰が夜の絵を書きなさいって言いました?」と言われ、もうそれ以来「絶対に絵なんて描くものかっ!」と深く心に誓ったのです。その後、図画工作、美術は私の最も苦手な時間で、嫌いだから興味もわかないし、だからますます下手な作品しかできず、そしてまた嫌になる、の悪循環でした。

私がイメージタッピングセラピーに出会ったのは2年前になります。最初に「絵を描く」と聞いたときは、思わず「あっ駄目だ。私向きじゃない」「絵なんて無理!」と完全、後ろ向きな反応でした。

ところがよくよく聞いてみると、
・上手な絵である必要がない
・落書きのような絵でも、抽象的なものでも、問題なし
・意味がわからないものでもOK、頭に浮かんだものをそのまま紙に描くだけでOK
ということで、あれ?美術の時間とはちょっと違うんだなとわかり、恐る恐るペンを手にしました。
じゃぁ何を描くのかというと、自分が取り組みたいと思うテーマについて、そのテーマを考えたり、感じたりした際に感じる感覚やイメージを紙に表すのです。
私の場合は、体で感じる感覚を色や形で表す場合もありますし、または、そのテーマを考えている時にぽんとでてくるイメージを描く場合もあります。そしてその紙に表されたもの(例:黒いぐるぐるの線、赤い四角いかたまり、青の流れるようなゆらゆらとした線など、、、)に対してEFTのタッピングをしていきます。絵はそのテーマについて解決がされるまで新たな紙に取り変えて描いて+タッピングして、を繰り返していきます。テーマが解決したかどうかは描いている方がちゃんとわかるんですねー。というのは絵が徐々に変化していくのです。形が変わったり、大きさが変わったり、使う色が変わったり、、、と面白いですよ。
絵を使う理由としては、
・クライアントさんが、表したいものをダイレクトに紙に表現できること(言葉で表現しようとしても表現しきれない部分も表わすことができる)
・クライアントさんがテーマや原因となっている出来事を話したくない(原因がわかっているけれども、もしくは恥ずかしいので、など)場合も使える
・普段私たちは、言葉を通じて論理的に感情や思いを表現しようとしますが、絵を描くことによって、潜在意識がより表に出やすくなる
・自分が感じる感情や感覚を客観的にみることができる

例えば、漠然とした不安を常に感じていて、自然な自分の状態がわかないとおっしゃる方が感じている「不安」(←のっぺりと体にはりついているようなイメージかもしれませんし、からまっているような形かもしれませんね)、また、ある感情や感覚を手放すことに抵抗がある場合のその「抵抗感」そのもの(←どこかに立ちはだかっているイメージかもしれませんし、硬い密度の濃い~なにかの形をしているかもしれませんね)を、「絵に表現して(←客観的に見れるし、感じられる)」、そしてEFTのタッピングをして、感覚、イメージの変化を追って行く、ということもできるわけです。

イメージタッピングセラピーで扱えるテーマは本当に幅が広いです。
自信がない、不安が常にある、無意識で抵抗するものがある、お金への悩み、恐怖症、怒り、頭痛、などなど。
下記は私が先日ワークした際の絵の写真です。左上、右上、左下の順で、一番右下が解決したと感じた絵です。

PPT1

さて、絵を描くのが嫌いな私でしたが、イメージタッピングセラピーについては、自分が感じているものを自由に表現でき、そして誰にも判断されたり批判されたりしないし(セッションの場でもセラピストが表現されたものを解釈したりはしない)、そして、最後にはテーマについて感じていたものが解消されたり、いい感じに変わっていたりする、ということで、表現することに対してOKな自分がいます。とっても「優しくて」、「安全」で「自由」なツールなので、セッションでもフォーカシングやマトリックスリインプリンティングなどとも組み合わせて使っています。

とはいえ、私に紙を渡して、「犬とか猫とかをほらここに描いてみてください」とは言わないでくださいね。びっくりするような絵ができあがってしまうので^^
今回も読んでくださりありがとうございました~☆

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